刺身の上にたんぽぽ乗せる日記

プログラミングしたり、自販機の下に落ちてる小銭を集めたりしてます

日本語で上手な文章を書くには:10の「べからず」

http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20060908#p1

まぁ、悲しいことにこれは理解できるな。


じゃあメリケン人は小学校の作文でどんなことかいてるかっつーと、5パラグラフで、イントロダクション、まとめに、真ん中3つの論点を書き、かつそのsupporting reasonを各段落に書く、というようなのが典型的テンプレート。書くネタは「何故猫が犬より可愛いか」とかそういう内容で、別にそんな複雑な話じゃない。

今になって考えてみると、ガキにただ文章を書かせるだけではなく、しっかりとこうしたフレームワークを教えるというアプローチは優秀だ。反面、日本の読書感想文とかなんて、せいぜい「あらすじを書くだけじゃなくて、自分の意見を書きましょう」という程度であり、うまいpersuasionが行えるフレームワークを教えるわけでもない。読書感想文は書評とかやらない限り問題は無いけど、論文とかレポートとか文章書くときには筋道たっていて、理解しやすい文章を書くのは重要だ。

こうして作文を比較してみると、メリケンのlanguage art*1が文章の論理を教えることを目標としているのに対し、日本の国語は文章の情緒を教えることを目標としている感じか?日本人は国民柄、ディベートなんてあんまりしねぇし、論理より感情な国だよな。うん。

*1:日本で言うところの国語