刺身の上にたんぽぽ乗せる日記

プログラミングしたり、自販機の下に落ちてる小銭を集めたりしてます

ひぐらしのなく頃に

1-4話まで見たけど、これは確かに流行るのが理解できる。

もともとは同人で始まったものであり、珍しく非エロだというのに大爆発的に人気が出たわけだが、「非エロだけど、どうせ萌えなんだろ」と思っていて敬遠していた。

ストーリー自体はミステリー+サイコホラーという感じでとても面白い。すげー続きが見たくなる感じ。絵柄も萌え系で、ネタも割と萌え系なんだが、その萌えがとてもうまく利用されている。

1話はほとんどほのぼのストーリーで、「おい、また萌えアニメだよ」という感じの中、突然ちらりとヒロインが真剣な表情で冷酷な声になったりするわけだが、やっぱり萌えなんだな、と。2話,3話になってくるとじわじわと萌えが減り、ホラー成分が増加してきて、4話は普通にホラーだ。っつーか、ヒロイン達が家に訪問してくるシーンを見てて普通に背筋に寒いもんを感じた。

ここまで見終わって思いなおしてみた。萌えシーンがなかったらこのアニメはどうなっていたか?普通のホラーだろう。ここに萌えが入ることで見える、日常の萌えと少しずつ露見するサイコな表情のコントラストが恐ろしく怖くできあがってる。
毎朝一緒に登校して、時にはお弁当を作ってくれる幼なじみや、おせっかいな姉御肌の先輩が突然サイコになるとか怖いだろ?数秒前までほのぼのだったのに、突然超ホラーっつー遷移が恐ろしく怖いだろ?キャラがみんな萌えキャラで、ひなみざわはヲタにとって理想郷ではないか?と思ってたら突然回りのヒロインクラスキャラがサイコになるんだよ?

狂気を効果的に演出する設定として、萌えは非情にうまく機能している、というのは新しい発見だけど、普通にこのアニメのストーリーが面白い*1ので、萌えを敬遠している人も見るべきだと思った。

*1:少なくとも4話までは