micro no limit short handed rush poker
Fixed limitがrushだけでなく、ringまでお通夜状態なので、added bonusを解消するためにNLを打ってた。何故わざわざHUDが使えない*1rushかというと、どうせこのくらいのmicroステークスだとHUD使ってる奴はそんなにいないだろうし、ブラインドスティールと3 betがし易いから。
とりあえず9000ハンドくらいやった。スウィングは結構激しかった*2上、結局3.5bb/100くらいにしかなってないけど、比較的悩まずプレイができた。
プリフロップハンドレンジ
vp$ipとpreflop raiseは25%/22%。6人プレーヤーの割には相当タイトにプレイしていると自分でも思う。
ポジションごとのブレークダウンをすると、
ポジション | VP$IP | PFR | 3bet | call raise |
UTG | 12% | 12% | 0% | 19% |
HJ | 16% | 16% | 10% | 3% |
CO | 19% | 18% | 9% | 3% |
OTB | 47% | 45% | 8% | 5% |
SB | 39% | 32% | 8% | 6% |
BB | 17% | 5% | 5% | 20% |
と、見ての通りOTBとSBが異常なまでに広いレンジでプレイしているけど、これは広いレンジではなく、フォールドで回ってきたら単純に全レンジでプレイしている。スティール率は87%で、流石にOTBから52oで、ショートスタックのBBに対してスティールは危険だろう、という感じの時以外は自動スティールしてる。普通のringならすごい勢いでパニッシュされるんだけど、Rushだから誰も気づかない。
こうして書いてみるとむちゃくちゃなんだけど、他のプレーヤーのポストフロッププレイがうんこだから余裕で+EVというおいしい状況である。詳細は後で説明。
3 betは普通のmicro NLの6maxと比較すると圧倒的に通りやすい。感覚的には3 betに対するコールは普通のring gameの1/3くらいだと思う。多分rushだと、すぐ次に行けるから辛抱強くフォールドできる人が増えるんだろうな。
全ポジションのレイズに対してのバリュー3 betレンジは、AA/KK/QQ/JJに加えてAK/AQ/KQs。レイトに対してはTT/99/AJ/ATs/KQoを加える。加えてブラフ3 betをQJs/JTs/T9s/J9sなどのスーコネ系で行って、大体3 bet%が8-10%だった。大分長くやってると、疲れて3 betせずにフォールドするハンドが増えて大分3 bet%が減ったけど。
他プレーヤーからの3 betは基本的にAA/KKで4betかフォールド。QQもほとんどフォールドしてたけど、やりすぎな気もする。Raise額とSPR*3によってはAK/QQ/JJなどで4 bet/call。
ブラインドからのスティール3 betを結構頻繁に撃ってくるプレーヤーもいるから、一応3 betされたらメモしてる。
Preflop raiseのcall率は基本的にほぼ0に近い感じ。UTGが高いのはopen limpは完全0なので、数字は3 betに対するコール率になってる*4。BBは比較的ブラインドディフェンスを適度にうざくやっている。
callのレンジは基本的にスーテッドコネクターとスモールポケットでのオーバーコール。後は全部レイズかフォールド。
前にレイズが入って、コーラーがいない時は基本的に3 betできないハンドは全てフォールド。やりすぎだったきがしたけど、Fixed limitのつもりでこれをやってみたけど*5、本当にポストフロッププレイが楽になる。
前にリンプが入っている場合は結構迷うんだけど、ポジションごとのレンジの中で弱めのものをフォールドして、真ん中辺りくらいの強さからパニッシュしてる。リンプのレンジがわかればもっと対処しようがあるんだろうけど。
プリフロップレイズ額
オープンレイズ額は基本的には固定で、UTG4bb、HJとCOは3.5bb、OTBで3bb、SBが2bb。
アーリーのほうが強いハンドレンジだからベット額をちょっと大きくしてる。正直なんか効果があるかはよくわからん。
3betと4betに関しては、2bbに対して5bb、3bbに対して8bb、3.5bbに対して9bb、4bbに対して11bbくらい。大体3倍弱にして、コーラー一人増える毎に1,2bbくらい増やしてる。比較的サイズを小さくしているのは、3betに対してフォールドするプレーヤーが多いのに加えて、俺の5betレンジが狭くて、相手の情報もほとんどないから、4betに対して安くフォールドしたいから。
フロッププレイ
フロップを見ている段階では大体プリフロップアグレッサーになっているはず。基本的にcbetすれば大丈夫。
俺のcbet率は94%で、常識的に考えるとおかしいし、Ringでは許されないけど、rushだと普通に通る。3 way以下ならば、とりあえずハーフポット打つと驚くほどパタパタとフォールドしていく。想像以上にfit or fold戦略のプレーヤーが多いので、蹂躙できる。
cbetできるのにしないシチュエーションは、例えばポケット7の4 wayポットで後ろに2人、フロップがAQ8という感じ。プリフロップレイズが入ったマルチウェイポットで、Aハイフロップはフォールドエクイティはほとんどない。大抵誰かがAを持ってる。3 wayの場合はA持ってる奴がいることが多いけど、ハーフポットベットなら、十分な頻度でポットを奪える感じがする。
Ed Millerのsmall stakes no limit holdemには、fit or foldのプレーヤーに対してはpreflopで大きめにレイズして、フロップのcbetでそれを奪うことで利益を大きくできるとあったけど、結構それは可能かな、と思った。試さなかったけど。
Donkされた場合は、大抵相手はそこそこなハンドを持っている。とりあえず無難にフォールドがおすすめだけど、一応メモに相手のポジションとボードテクスチャを書いておいて、またdonkされた時にどうするか考える。
レイズ・チェックレイズされた場合は、シチュエーションごとに違うけど、ハンドが真っ当で、SPRが低ければリレイズ、レイズ額が小さくてSPRが大きければとりあえずもう一枚見る、大きなドローがあればリレイズとかそんな感じ。基本的にはターボマックでおk。
BBでチェックでまわした時は、正直なところあんまり関わりたくない。相手のハンドも不明で、自分のハンドもクソなので、ハンドに対して素直にプレイして、レイズに面したら比較的すぐ諦めるようにしてる。
ターンとリバープレイ
rushは比較的ウィークドローでコールするプレイヤーが少なく、フロートしているプレイヤーも少ないっぽいので、比較的素直にプレイしていいと思う。
ポジションがない場合のみ、割と強いハンドならばあえてここでcbetではなく、チェックレイズして、ラインを調整していたけど、rushで、ましてやmicroステークスでライン調整する意味があるかはわからない。多分ないと思う。
ブラフはあんまりやらない。普通のringと比べて通りやすい環境ではあると思うけど、いまいちうまく通らない感じがする。下手だからだと思うけど。
まとめ
microステークスのrushは傾向として、みんなプリフロップが割とタイトで、フロップでウィークドローでコールしないので、プリフロップの3betとフロップでのcbetが非常に有効。
あと、ポストフロップでレイズされた場合や理不尽なオールインは、相手のスタックが小さくない限り、大抵は結構強いハンドなので、素直にフォールドしたほうがいい。ポットが40bbを越えるくらいになってくるとブラフレイズもあんまりなくなってくる感じがする。