刺身の上にたんぽぽ乗せる日記

プログラミングしたり、自販機の下に落ちてる小銭を集めたりしてます

今四半期の目標

  • バリューベットを最大限行う
  • 積極的にポットを奪う

後者は、最近まで、あえてリバーで安全運転することで、勝利が安定していたわけだけど、大分リードができるようになってきたので、もう少し欲張ってみることにした。

なんか二つの両極端な稼ぎ方ではあるけど、実際はこの二つは大きく相互に影響するということがMathematics of Pokerを読んでよくわかったので、ちょっと書いてみる。

まぁ、ちょっと理想的なシチュエーションすぎるけど、前提として、

  • プレイヤーは自分が勝っているか負けているかをわかっている
  • 相手はcall or foldで、レイズはしてこない
  • 変数はベット額とブラフ頻度
  • 相手はベット額とブラフ頻度に応じて、CallとFoldのより有利な戦略をとる

とする。
変数は以下の通り。

  • B - ポットサイズ1に対する相対Bet額
  • BLUFF% - Value Betに対するBLUFF頻度(0-1.00)
  • バリューベット成功Value: +(1+B)
  • ティール失敗Value: -B
  • バリューベット失敗Value: +1
  • ティール成功Value: +1

で、EVは以下の通り。

  • ブラフしない場合のEVは、ベットに対してコールしてくれる確率が0%になるわけなので、
    • バリューベット失敗 = 1
  • ブラフする場合、Callされる時のEV:
    • バリューベット成功 + スティール失敗 * ブラフ頻度 = 1 + B + (-B * BLUFF%)
  • ブラフする場合、Foldされる時のEV:
    • バリューベット失敗 + スティール成功 * ブラフ頻度 = 1 + (1 * BLUFF%)

で、ブラフする場合はブラフしない場合のEVである1を越えなくては意味がないので、

  • call: B * (1 - BLUFF%) >= 0
  • fold: BLUFF% >= 0

になる必要がある。まぁ、相手が必ずfoldするなら絶対EV+なので、

  • 相手にとってfoldよりcallが合理的な際、EV+になるようにブラフする
    • ブラフ頻度は、ベット額に関係なく、1(つまりEVの頻度)を越えてはいけない。
    • ブラフ頻度が1より小さければEV+になる
    • つまり、最適なプレイにはブラフは必須である
  • 相手はcallよりfoldのほうが合理的な際はfoldする
    • callのevとfoldのevが等しいようにブラフすることで、どちらでも最大限のvalueを得られる
    • B * (1 - BLUFF%) == BLUFF%
    • B == BLUFF% / (1 - BLUFF%)
    • ブラフの頻度は普段のVBの額に応じて高くするべきである

まぁ、机上の空論と言えばそうなんだけど、一応憶えておいて損はないと思った。