ギャルとリクルートスーツとルサンチマン
ルサンチマンというキーワードを元にさらにリクルートスーツとギャルについての考察を続ける。
俺のようなオタクはクラス/部活/サークルなどの閉じられた社会においては立場が果てしなく低く*1、ギャルどもに蹂躙されるヒエラルキーの最下層に属する。だが、実社会に出てみると、普通に手に職はあるし、職にもありつけてるし、実社会においては決してヒエラルキー的には決して低くはない。
この閉じられた社会に置けるねじれ腐ったヒエラルキーに関してはpaul grahamの考察が詳しい(http://www.blog.net/nerds-jp.htm)。
上図のように、ギャルはリクルートスーツを装備することで、閉じられた社会ではなく、実社会という土俵にたつことになり、「俺 >>> 職が無いギャル」というヒエラルキーが出来上がる*2。ここでギャルに対して鬱憤を晴らすのはキャバクラで説教するオヤジタイプだろう。まぁ、なんというか嫌われ者乙。
けどよく考えてみると実社会における弱者が閉じられた社会でヒエラルキーが逆転して、鬱憤を晴らす、ってのはネタ的に良く見るけど*3、逆ってあんまり聞かないね。せいぜい高校でいじめられてて、見返すためにいい大学行くとか。なんだっけ、あの漫画?
強者がいきなり弱者になるというのは一般的に気分がいいものだろう。他人の不幸は蜜の味、というか。実社会の強者であったホリエモンが逮捕されて信用が地に落ちてざまぁみろ!と言われてるのとかそんな感じだ。
じゃあ俺は強者に対するルサンチマン+強者から弱者への転落がエロいと思わないのか、というと別にそうでも無い。「金持ちのお嬢様が親の事業の失敗で、今までこき使われてきた奴らに服従させられる」とかってなんか良くみるシチュエーションだし、なんというか「新ジャンル:ツン(半ば強制的に)デレ」という感じ。
これをふまえた上で、何故俺が「新ジャンル:リクスーギャル」がいまいちだと感じるかを考えた結果、とても分かり易い結論に至った。
ギャルは萌えない。
〜続かない〜