刺身の上にたんぽぽ乗せる日記

プログラミングしたり、自販機の下に落ちてる小銭を集めたりしてます

「笑わないプログラマ」一年間を振り返って

昨日書こうと思ってたら忘れてた。
過去ログを見ていて気づいたのだが、どうやらオープンは2004/10/03だったようだ。あっという間に一年だな。
勝手に色々書いてオナニーしてみる。

どんな感じで始まったか

オープンから一ヶ月経過後の考えは以前書いたが、
http://nullpo.2log.net/home/hackthepp/archives/blog/main/2004/11/21_093642.html
今見てみると、更新頻度とかドラフトとか、当時掲げていた目標は全然だめだな、とか思ったり。


もう少し細かくオープン前の経緯について書いてみると、

  • 人気なサイトを作ろうと思った
  • けど面白いことを書き続けないと人気はでないな
  • じゃあ一杯面白いことが書いてある2chまとめサイトにしよう

という感じだ。そこから何故マ板なのかは上のページに書いてある通り、よりターゲット層をよりニッチにすることで、サイトの色を作ろう、という感じである。
別に何かを世の中に訴えたい、とかいうイデオロギーとか政治的な理由は全くなく、単純に面白いこと書いてネットである程度有名になって、人気者になりたいぜベイベー!ヒャッホー!!って感じだ。

スレの選択基準

面白いスレの選択基準は大体二つである。

こんな感じだ。

前者のタイプはただ羅列すればいいので楽だが、取捨選択や、間の自分の文章を書くのが面倒だ(自分の文章は省けばいいって話もあるけど)。ただ羅列されているだけなので、読み物としての盛り上がりが欠けてる感じがする。
後者のタイプは最後のに掲載するレスが明確なため、話の流れをそこに持ってけばいいだけなのでレスの取捨選択や間の文章を書くのが楽だ。

意識的に二種類をわけていたわけではなく、探している際に、後者のタイプを優先的に探したけどあまり見つからず、しょうがないから前者のタイプ、みたいな感じで、後から見てみると(少なくとも俺の中では)二種類あるなぁ、と。そんだけ。

あと、2chのスレ紹介サイトの特徴であるが、自分が採用する側にいるとともに自分が被採用側になれる。スレを選択するにあたって、オチがうまくつけられない、と思ったら、自分でオチの前フリをスレに書き込み、そのレスに記事で突っ込むというセルフサービスな展開ができる。これに関しては賛否両論あると思うが、「笑わないプログラマ」では、このような手法で書いた記事が一件あるのは秘密だ。

どんな感じで書いていたか

興味を引くスレッドを、面白おかしいスレッドを中心に取り上げ、スレと自分の文章を交互に書いていくスタイルを基本とした。
上のほうのページに書いている通り、引用が長いと読みにくいから、などの理由もあるが、モデルにしたのが屍さんの「Studio301」(http://s03.2log.net/home/st301/)だからってのが大きい。他の2chまとめサイトと比べてみても多分「Studio301」と「笑わないプログラマ」はスレの引用の量に対する書き手による文章の割合が圧倒的に多いと思う。



いや、パクりじゃないですよ!インスパイヤです!インスパイヤ



「笑わないプログラマ」の記事を見て
「お前、2ちゃんねるの人と会話してるよ」
と表現した人もいたが、正にそういうスタイルを意識して書いている感じだ。


口調に関しては割と素ではあるが、より一層投げやり感と自虐感を増して書くよう頑張っている。参考にしたのは、切込隊長や「ムーノーローカル」(閉鎖)のrhymeさんやstudio301の屍さん(←またもや登場)辺りである。



いや、パクりじゃないですよ!インスパイヤです!インスパイヤ



(注意:これは屍様において「短く引用したレスの間に自分の文章を挟む」「自虐ネタ」等の、文章の書き方を何ら制限するものではございません。うぇー)



ちなみにシリアスなスレの紹介時は、普段からアホなことばかり書いている自分が、レスの間に文章を書くのをためらった。こういう時は文章は冒頭と最後だけにしている。

一年間で人気なサイトになったのか?

一年間を振り返って、ということで、最初の目的である「人気なサイトを作ろう」に対して評価してみる。

少なくとも自分の当初の想像を遥かに越える成果が出たといえる。
現在のアクセス合計(PVかユニークビジターかはわからん。PVは大体ユニークビジターの1.5〜2倍)は795,347と、期待していた数値(50,000くらい)の16倍である。なお、最近の一日のビジターは1,000〜1400で、PVは2,000〜2600くらいで、更新時にビジターが3,000、PVが5,000くらいになる感じだ。後は書いた内容のよしあしで増えたり、普段のアクセス数に戻ったりだ。
アクセス解析によると、ここ二週間のPV平均は2542、ビジターは1442だそうだ。そのまま30倍にすれば、月間75,000PVで、43,000ビジターだ。多いなぁ。
で、「人気なサイトであるか?」という評価に関しては、「人気なサイトなんじゃない?」という感じである。PVいっぱいあるし。


PVに関しては最初の一ヶ月で自分の仮説が大体正しいことがわかったので、質を落とさずに書いてればPVは増えるな、ってな感じである。
予想外だったのは雑誌の掲載である。さらに驚きなのは、「2ちゃんねるマガジン」や「ネットランナー」ではなく、「開発の現場」と「Yahoo! Internet Guide」っつー、割とオカタイ雑誌に掲載されていることである。
特に「Yahoo! Internet Guide」は多くの2chまとめサイトがある中から、何故うちが選ばれているかはよくわからないが、とても嬉しく、本屋で「Yahoo! Internet Guide」の11月号を見つけるたびに、自分のサイトが(隅っこにちょこんとだけど)載っているのを見てほくそえんでいるのは秘密である(←本エントリ第二の秘密である)。

一年間の出来事

過去一年間のアクセス数の推移と主なイベントを書いてみようと思ったけど、アクセス解析の過去のデータが1ヶ月前までしか見れないので、アクセス数は思い出しながら適当に書いてみる。

  • 2004/10/12 - 辺りにコメントがついているのに気づいてアクセス解析をつけてみる
  • 2004/10/16 - 10,000アクセス。設置から数日間が数千のアクセス数があった。
  • 2004/11 - 一日のビジターの平均は300くらい?
  • 2005/03 - 一日のビジターの平均は600くらい?
  • 2005/04/09 - 「携帯電話開発の現状」を掲載。翌日は3万PVをマーク。以後数日間は毎日1万のPV。
  • 2005/05 - 私生活がゴタゴタになり、この頃から更新が少なくなる。
  • 2005/06 - 一日のビジターの平均は800くらい?
  • 2005/07 - 「開発の現場」に掲載
  • 2005/09 - 「Yahoo! Internet Guide」に掲載
  • 2005/10 - 取材依頼。日経。
  • 現在に至る

これから

「10万アクセスくらいになったら綺麗な形でやめる」というのが当初の予定だったが、あっという間に10万アクセスを達成してしまったため、じゃあ「100万アクセスだな」と思ったが、これももうそろそろ達成しそうである。うんこ。
今のところアクセス数が100万になっても別にやめる気もないし、「100万ヒット記念off」とか「100万ヒット記念プレゼント」などをやるつもりはない。ただ日常が続くだけだ。そもそもカウンタを公開してねぇし。

「ムーノーローカル」は「ムーノーローカルの作り方」という「実はこんなポリシーで書いてたんだよーあばばばばばー」というテキストを残し綺麗に幕を閉じた。

俺も同じようなことをやってみたかったので、拙いながらもこうして書いてみたわけなので、今閉鎖してもいいかもしんない、とも思ったが、別に自然消滅してもいいや、という考えも浮かびつつ、けどそれじゃあ綺麗な形じゃなくねぇか?と脳内で反論を行い、じゃあどうするの?と妖精さんに聞かれて、お前ら全員うぜぇから俺は糞してwizして寝る、と答えたところで、この文章は終わる。